アタマを磨き、ココロを拓く。

10周年の感謝

本日3月3日、TOPは開校10周年を迎えました。
今春受験した10期生は、TOPが大好きなクラス1の努力家が海外に転校になるなど、大変試練の多い学年でした。それでも麻布をはじめ、皆が自分の行きたい学校へとたどり着けたことはとても大きな歓びでした。

地域での実績も知名度も何もなかったTOPですが、今年で9年連続で御三家・新御三家頂点校に合格することができました。 これも全て、すばらしいお子さん、すばらしいご家庭とのご縁あってのことです。TOPに出逢って下さって、本当にありがとうございました。私たちは10年で共にした全ての合格を、全ての受験を、心から誇りに思っています。

続く11期生12期生13期生たちも期待のお子さんが多く、日々がんばっています。 私たちの情熱は、開校したあの日と変わらず、いや10年の歴史を重ねてさらに盛んになるばかりです。
今後も一度きりの最幸の受験を、TOPは支え続けます。 

2024年3月3日
塾長 大井雄之

塾長のつぶやき#276「すべてのチカラ」

#276「すべてのチカラ」

こんにちは。塾長の大井です。
8期生受験戦記第29回です。

前回3人全員の第一志望合格を以て完結した8期生受験戦記ですが、彼女たちの合格体験記にはまだまだ後輩たちに語り継ぎたい大切なものがつまっていたので、もう少し彼女たちの歩みを記したいと思います。その合格に至るまでの誠実な歴史を語ることはきっと蛇足にはならないと思います。

 

2月2日の合格発表の後も彼女たちの快進撃は止まりませんでした。2月2日にはRさんが豊島岡に、そしてSさんとKさんは白百合中合格を勝ち獲りました。さらに、KさんとSさんの双子はまだまだ受験を終わらせたくないと、3日に出願していたお茶の水女子中にも挑戦しました。女子校の中では、御三家に並ぶ最難関で、前日の練習ではSさんは合格点に達していたものの、Kさんは国語と算数でSさんの得点をそれぞれ20点ずつ下回り、かなり合格は厳しいという状況でした。
それでも雙葉中、白百合中の合格で自信とそれ以上の何かをつかんだKさんは、なんとSさんとともにお茶の水女子の合格まで勝ち獲ってきました。第一志望が東洋英和だった他のお子さんも合格し、RさんSさんKさんは実に2月難関中ばかりを受けて8戦全勝と言う驚異的な結果を残しました。
でも私はやはり「望外の勝利」という言葉は彼女たちにはふさわしくないと感じます。それは本当に3人と私たち5人の心が1つになり皆がそれぞれのやるべきことを全力でやりきった、必然の勝利だと思わずにはいられません。
「…途中であきらめなければ、どんなふうにも成長していけるということだ。実際に私は受験が終わるまで成長していたと思う。その感覚は自分の中にも強くあり、雙葉が終わってもまだまだ力が伸び見ていくよう感じがしていた。」
この2月についてKさんは印象深く記しています。
「私はこの受験で学んだことはたくさんある。1つ目は全力を出しきることの大切さと難しさだ。私は、「すべての力を出しきる」ということは口では言っていたものの、実際にやれたのは2月だけだったと思う。逆に言うと全力を出し切ることができれば、天にも届くし、これから先にも自分が熱望していることも叶えられるということだ。だから、全力を出すということはとても大切だと知ったし、その難しさも知った。全力を出しきると言うのは力を残さず、すべて出しきるということで、1つのミスも心残りもないような状態のことだと思う。私がこの状態を2月にしっかり出せたのは、本当に良かったし、幸せなことだと思う。」

これもまた受験の真実だと感じます。合格は可能性やポテンシャルだけでは決してつかみ切れません。いくら実力があっても、それを普段から磨き続けなければ、本番でだけ出せるということはありません。逆に、どんなにチャレンジャーの立場であっても、TOPで日々誠実に磨き続けてきたお子さんは、未曾有の下剋上合格を何人も成し遂げました。
いや、この9年連続の御三家・新御三家頂点連続合格という実績も、その集積であった気がします。
合格にまっすぐつながる、地味で途方もない積み重ねの日々を大切に、TOPはこれからも勝ち続けていきます。

(第30回につづく)

2024年11月5日
大井 雄之

 
【過去のつぶやき集】


<2024年>
#269「合否を分けるもの」2024年1月10日(8期生受験戦記22回)
#270「この子たちと受かる。」2024年1月30日
#271「あきらめなければ」2024年3月30日
#272「TOPで待ってるから」2024年4月30日
#273「TOP最強軍団」2024年5月20日
#274「その日」2024年8月15日
#275「12番」2024年10月10日

<2023年>
#253「共にすること」2023年2月10日(8期生受験戦記6回)
#254「可愛い子には・・・」2023年2月25日
#255「先生でなければ」2023年3月10日
#256「2つのたすき」2023年3月30日
#257「衝撃の初回」2023年4月20日(8期生受験戦記10回)
#258「苦手なんてない」2023年5月10日
#259「逆襲のS」2023年5月30日
#260「私のアクセル」2023年6月20日
#261「暗雲」2023年7月10日
#262「頂点へ」2023年8月10日(8期生受験戦記15回)
#263「頂点へ②」2023年9月10日
#264「TOP最強女子」2023年9月30日
#265「努力の人」2023年10月15日
#266「必然」2023年11月5日
#267「ただのモノだけど」2023年11月30日(8期生受験戦記20回)
#268「物を超えた存在」2023年12月20日

<2022年>
#240:2022年2月5日(6期生受験戦記25回)
#241:2022年3月5日
#242:2022年4月5日
#243:2022年4月25日
#244:2022年5月25日
#245:2022年6月15日(6期生受験戦記30回)
#246:2022年7月15日
#247:2022年8月15日(6期生受験戦記最終回)
#248「小さなふたり」2022年10月5日 (8期生受験戦記1回)
#249「原石」2022年10月25日
#250「それぞれの個」2022年11月10日
#251「三姉妹のように」2022年11月25日
#252「才能の集団にあらず」2022年12月15日(8期生受験戦5回)

<2021年>
#228:2021年3月5日
#229:2021年3月15日
#230:2021年4月5日(6期生受験戦記第15回)
#231:2021年4月25日
#232:2021年5月15日
#233:2021年6月5日
#234:2021年6月25日
#235:2021年10月5日(6期生受験戦記第20回)
#236:2021年10月25日
#237:2021年11月10日
#238:2021年11月25日
#239:2021年12月30日

<2020年>
#207:2020年1月29日

#208:2020年3月16日
#209:2020年6月1日(5期生受験戦記再開)
#210:2020年6月10日
#211:2020年6月20日
#212:2020年6月30日
#特別編:2020年7月1日
#213:2020年7月10日
#214:2020年7月20日
#215:2020年7月30日(5期生受験戦記最終回)
#216:2020年8月25日(6期生受験戦記第1回)
#217:2020年9月5日
#218:2020年9月15日

#219:2020年9月25日
#220:2020年10月5日
#221:2020年10月15日
#222:2020年10月25日
#223:2020年11月15日
#224:2020年11月25日
#225:2020年12月5日(6期生受験戦記第10回)

#226:2020年12月15日
#227:2020年12月25日


<2019年>#194~206

#特別編・前半:2019年2月18日
#特別編・後編:2019年2月25日


<2018年>#174~193
#特別編・前編:2018年10月22日
#特別編・後編:2018年10月29日

<2017年>#136~#173
  
#特別編:2017年12月10日

<2016年>#93~#135

<2015年>#45~#92

<2014年>#1~#44
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